ホームセンターや布団専門店には掛布団が大量に並んでいて、値段も様々です。 見た目や金額だけでなく、掛布団を選ぶ基準を考えてみましょう。 |
掛布団の金額と構成要素 |
同じ掛布団と言っても、金額は様々です。 例えばシングルサイズで、ポリエステル綿なら4,000円程度から、羽毛なら10万程度までが一般的な価格帯でしょうか。 真綿(絹わた)で30万、高級羽毛なら200万円以上するものもあります。 |
側地 |
側地は安価なものから、ポリエステル、ポリエステルと綿の混紡、綿、絹などがあります。 糸の太さや織の密度、加工方法により重量が変わります。 家庭用なら、通気の良い綿100%がおすすめです。 |
中身とその量 |
布団の中身は、ポリエステルわた、綿わた、真綿(絹わた)、フェザー、羽毛などがあります。 家庭用では、軽くて暖かい、フェザーと羽毛の混合の羽毛布団がおすすめです。 シングル冬用で1キログラム前後の充填量で、身体の形にしなやかに沿うかどうかも、確認してみてください。 |
縫製方法 |
縫製方法は、側地と中身で変わります。 綿わた布団は昔ながらのお布団屋さんで、仕立てたり打ち直したりが可能です。 羽毛布団は、保温性能を上げるために立体キルトになっているものが良く、ご家庭やクリーニング店でお洗濯が可能なうえ、傷んできたらリフォームが可能です。 |
産地 |
お布団の産地は、品質表示タグに明記されています。 日本製だから良く、外国製だからダメなんてことはありませんが、品質と価格はある程度比例しますので商品をよく見てみましょう。 タグが付いていないものは最初から避けましょう。 |
まとめると |
大事なことは、お布団の中が快適であること。 暑すぎず、寒すぎず、眠れる布団が必要です。 目安として「品質表示タグで、側地綿100%、羽毛布団、充填1キログラム、日本製」あたりを手始めにご覧になり、ご予算や寝室に合わせて条件を変えて選ぶとよいと思います。 |
※月刊北海道経済 2020.5月号に掲載された記事に一部加筆・修正を行っています |