先日、親子2代でご来店頂いたお客様から、「マットレスをどのように選べばよいかわからない」とのご相談がありました。 確かに、選択基準があって無さそうなのが寝具です。 春はライフスタイルの変化が何かと多い季節で、寝具を見直すのに良いタイミングです。 今回はマットレス選びの基本について考えてみましょう。 |
床かベッドか |
まずは、床に布団を敷いているか、ベッドに寝ているかでマットレスの種類は変わります。 床に敷布団タイプの方は、毎日上げ下ろしがあるかどうかも、チェックポイントです。 床に布団、上げ下ろしありならば、軽量で持ち運びしやすいもの。 何かの都合で敷いたままという場合は、布団の下に除湿シートを敷くか、厚みのあるベッドマットレスを使うこともありです。 ベッドフレームをお持ちなら、ベッド用マットレスを選びましょう。 厳密な定義はありませんが、厚みが7センチくらいまでは敷布団、それ以上はベッドに使えるマットレスと考えてよいと思います。 ウッドスプリングやすのこ等には、厚めのマットレスの方が快適です。 |
素材の特徴を知る |
敷布団には、柔らかい方から順番に木綿綿、化繊綿、羊毛、ウレタン、繊維状の樹脂などがあります。 ベッドマットレスは柔らかい方から、ラテックスマット、低反発ウレタン、詰め物の多いスプリングマット、ポケットコイルマット、ウレタン、樹脂などとなります。 名前だけではピンと来ないので、まずは寝て試すことです。 |
パッドで微調整 |
敷布団やベッドマットレスは比較的高額なので、一度購入するとなかなか買い替えできません。 身体の当たり方を調整するには、マットレスパッドが効果的です。 ご購入の布団やマットレスと組み合わせて、ご自身の身体に合うものを選びましょう。 ご相談の親子さんは、お母様が薄手のプロファイルウレタン、お嬢様が海外メーカーの分厚いコイルマットレスをお選びいただきました。 同じ商品群の中からであっても、よく吟味され、それぞれの体に合わせた選択となりました。 |
※月刊北海道経済 2020.4月号に掲載された記事に一部加筆・修正を行っています |