「アノニマス」

松本清張の本を読むことが好きだ。
松本清張の文章は
「自分探し」ではなく、徹底的な
「自分なくし」と言ったのは
みうらじゅんだ。
ふと、考えてみると
これまで好んできたもの、
共感できるものは
作者や作り手が表に出ていないものが多い。
自分を出すことなく自分のスタイルを踏襲するという、
確固たる在り方に
共鳴しているような気がする。

文章も、
マンガも、
家具も、
服も、
食べ物も。

私が目指しているのはアノニマスで使えるデザイン。
牛歩でも構わない、
近づいていきたい。

「不在票」

通信販売の教材は
誰しも一度、モーレツに欲しくなる。
今その症状は、わが息子に降臨した。

先月からどうしても買って欲しいとねだり続けていた
大手教材メーカーの月刊教材。
少なくとも3学期が終わるまで
お片づけを怠らない事を条件に
買う約束をした。片づけが出来ない子に
通信添削教材はありえない。

とはいえ、既にこっそり申し込んでいたのだが、
結局、鍵っ子の本人が受取ってしまった。
狂喜乱舞の小2は
すごい勢いで新学期の教材をこなし、
慎重に封筒に入れたら
見たこともないような丁寧な字で自分の名前を書いた。
放っておくと、ひと月分終わらせてしまいそうな勢いなので
こつこつやるように制する。

あまり飛ばすと続かない。
誰もが一度は通る通信販売の王道。

「Think before search」

分からない言葉に出会ったときや
何かをアイデアを生み出すとき、
インターネットの力を借りずに進める事は可能だろうか。

そういえば、何かでグーグルでの検索を24時間禁止して
グーグルがどんなに優れているかを再認識する
と言うような記事を読んだ。
まぁ、とにかく、いつでも検索する。
つい検索してしまう。
辞書を引かなければならなかった頃よりは
誰しもが気軽にそんな様な情報に行き着くことが出来るようになった。
反面、皆同じような情報にめぐり合い、
それが正確かどうかを検証する事も無くなった。

言葉の意味合いが、多数が支持するものの方へ変遷するように
物事のとらえ方も、本来持つ意味でなく、多数がそれで良さそうだという方へ
流れていく。

でも、あえて言いたい。

独創的で魅力的なことの裏には
たぶん自分の中から要素を搾り出すという
苦しい作業がついてまわる。

そして、それは停電しても、パソコンが壊れても可能な作業。

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まえだ あやの
HOMESオーナー
仕事以外のことで
毎日日記を書くように
課せられた哀れな主婦

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