「夏休みのタイムテーブル」

北海道の夏休みは短い。
3週間程度しかない。
私は北海道育ちではないので
夏休みはたっぷり40日ほどあった。

夏休みに入る前に
休み中の生活タイムテーブルを作る課題は
小学1年生から中学3年まで9年間続いたのだが、
朝6時に起きてラジオ体操に行き
午前中は勉強するという幻影を
(3年目あたりで気付けば良いものを)
毎年毎年、性懲りも無く書き続けた。

終業式の晩は異常にテンションが上がり
兄妹で大騒ぎの夜更かしをして
初日の朝から遅く起きるというていたらく。
暑くて長い夏休みは、
せみの鳴き声に始まり
8月のお盆にお墓参りに行ったあとは
あっという間に終わってしまう。

最終日の8月31日は
年に一度の信じられない集中力で
宿題と工作とお天気調べと読書をし
怒られて泣きながら寝るのが定番。

北の地の短い夏休みを
勉強も運動も遊びもほど良くやっている
我が家のこども達には
ママの過去は内緒だ。

「コーヒー・本・眠り」

自分の嗜好を3つの言葉で表現するとしたら
何を選ぶか。
赤ちゃんなら
おっぱい・ママ・眠り
小学生なら
アイス・マンガ・サッカー
おじさんなら
タバコ・ビール・釣り
ワルのおじさんなら
酒・女・博打
女性だったら
テレビ・ランチ・バーゲン

一言で言うのは難しくても
3つあれば何となく伝わる。

今日はふと
色川武大という人を思い出して
そんな事をボーっと考えた。
9勝6敗の人。

さて、三番目の眠りに入ろうっと。

「表現力」

この春に新しくオープンした美術館に行って来た。
閉校してしまった校舎を改装して
美術館にした所。
国道をどんどん郊外に進むと
ひらけた場所に典型的な学校の形が見えてきた。

中に入るときれいに白く塗装された壁と
きちんと整頓された工房が目に飛び込んでくる。

作品は
ユニークな展示方法で
大御所の美術作品とは違う
楽しく身近なレイアウトになっている。
触れるものも多い。
自分の貧しい言葉で説明するのは難しいが
その圧倒的な創り出すエネルギーに
見ているこちらが負けてしまいそうになる。

たくさんの作品の中で
気になる貼り絵を見つけた。
色とりどりの種類の違う紙を
画面からはみ出すほどにたっぷりと
絶妙なバランスで貼りこんである。
色合いの違う作品が何枚もあるので
見ごたえも充分だ。

全ての展示を見終わって
もう一度、貼り絵の所の説明文を読んだ。

作者は全盲だった。

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まえだ あやの
HOMESオーナー
仕事以外のことで
毎日日記を書くように
課せられた哀れな主婦

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